車中泊の旅。今回の舞台は、大阪府堺市です。
前回もちらっと書きましたが、大都市部は公共交通機関が発達しているためなのか、道の駅がほとんどありません。
大阪で言えば、大阪市より北エリア(茨木市、高槻市など)は皆無。南は岸和田市まで行くと、ようやく1ヶ所見つかる程度。堺市も同じ状況です。
悩んだ挙句、今回は「堺浜シーサイドステージ」の駐車場を利用させてもらいました。
堺浜シーサイドステージ
広大な駐車場、絶妙な立地
「堺浜シーサイドステージ」は、映画館やボウリング場が入った「えんため館」と、スーパー銭湯「堺浜楽天温泉 祥福」からなる商業施設です。
大阪湾に面し、周辺にはアマゾンやビックカメラなどの物流センターや、各種工場が立ち並んでいます。
市街地からは離れているけれど遠くはない、車中泊にとっては絶妙な環境です。
駐車場は、ものすごい広さ。3,100台分の車が収容可能だそうで、満車になることはそうそうないんじゃないでしょうか。停める場所を決定するのに迷いが生まれます。
車中泊利用はグレー
どれだけ駐車場が広いと言っても、車中泊のみの利用はどうなのか?という疑問と不安があります。結論から言うと「グレー」というのが僕の勝手な見解。
施設利用者であることは大前提
というのも、一般的に商業施設の駐車場というのは、施設利用者以外の利用を禁止しています。ここの駐車場に、そのような注意書きは見られませんでしたが、おそらく該当すると考えた方が良いでしょう。
けれども逆に言えば、施設利用者であれば駐車することは大丈夫、ということになります。
なので、この日のお風呂は「堺浜楽天温泉 祥福」を利用しました。広くて綺麗で、まあまあの泉質。晴れて、施設利用者です。
営業時間的にはOK?
けれども、施設利用者であるのは、その施設が営業されている時の間だけ。お店が閉まり、駐車場も閉まるということになれば、出て行くより他ありません。
それでは「堺浜シーサイドステージ」の営業時間はどうなっているのか?
「えんため館」の営業時間は映画の上映終了までですが、「堺浜楽天温泉 祥福」は深夜26時(月〜木)まで営業されています。金・土・祝前日については、オールナイト営業。深夜料金を追加で払えば、館内で過ごすことも可能です。
カプセルホテル併設なので、一応24時間営業ではある
しかも「堺浜楽天温泉 祥福」には、カプセルホテルが併設されています。
つまり夜間に車が停まっていても、傍目にはおかしな状況ではないわけです。
ということで、この日は深夜料金をプラスして車中泊をさせてもらいました。館内では寝る場所が無いこともあり、自分の車の中の方が落ち着きます。
本来の利用方法ではないため、少しドキドキしながらの一泊でしたが、特に注意を受けることもなく夜を明かすことができました。
ただし、こんな事情もあって、夜間に施設のトイレを利用することはできないので注意。
非常の時は、近くのコンビニに駆け込むしかないわけですが、一旦駐車場を出ることになるので、再び戻ってくるのもハードルが高い。
また何時からかは不明ですが、駐車場のいくつかの出入口は閉鎖されます。
そんなこんなで、やはり車中泊には向かない、というのが最終的な結論です。
あとがき
人が居る安心感が欲しいため、ここを利用させてもらいましたが、お金も掛かるし、ドキドキもするし、積極的におすすめはしません。いっそのこと、コインパーキングの方が良かったかも。
かと言って、真っ暗闇の公園は怖いし。
やっぱり車中泊をするのは、道の駅がベストですね。
堺浜シーサイドステージ
住所 | 〒590-0901 大阪府堺市堺区築港八幡町1-1 |
定休日 | 年中無休 |