ここ数年、毎年のようにやり残してきていることがあります。それは、”健康診断”。
会社勤めをしていた頃は、必ず1年に1度、診断の機会があったのですが、1人で働きだしてからは、なかなか意識がそちらの方に向かなくて、ついつい先延ばしにしてきてしまいました。
お正月やクリスマスのように、毎年恒例のイベントにしてしまえばいいのではと考え、何度か月日の設定をしてみたこともあります。
- [1月]→その年を健康に過ごすために
- [3月]→年度内の締めくくりとして
- [8月]→誕生月なので
- [12月]→1年の締めくくりとして
3年前に1度だけ上手くいったことがあるけれど、あとは全て失敗。体のどこかに何かしらの不調を感じていない限り、どうしても優先順位が低くなってしまいます。
自治体から『スマホdeドック』の案内が届く。特別価格(4,980円→1,580円)で血液検査が受診可能!
とは言っても年齢が年齢なだけに、きちんとしなければ、という思いは徐々に高まりつつあっりました。そんな時に自治体から『スマホdeドック』の案内が届いたのです。
「スマホdeドック」は、専用の在宅検査キットと、スマートフォンやパソコンから検査結果を確認できるWEBサービスを組み合わせることで、子育て中の専業主婦や自営業の方など健康診断を受診する時間がなかなか取れない方でも、気軽に素早く健康チェックを行うことができるサービスです。
初めて聞くサービスだったのですが、厚生労働省の承認が取れているということなので、まあ安心して使えるのかな。ちなみに運営会社はKDDIです。そっかそっか”スマホ”deドックだもんね。
『スマホdeドック』を保健事業として導入している自治体では、特別価格が適用されます。
自治体によっては、”無料”というところもあるようですが、僕が住んでいる地域は有償でした。それでも税込1,580円なので、定価の3分の1以下。受診へのハードルがグッと下がったことには違いありません。
到着→採血→返送|痛くもなく、あっけないほど簡単に全作業が終了した。
パッケージの内容
インターネットで申し込んでから3日、クロネコヤマトのネコポスで届きました。受取りサイン不要のポストイン方式ですね。
梱包の中には、注意書が2枚と検査キットが入ったパッケージが1つ入っています。このパッケージ、きっとスマートフォンをイメージしているんでしょうね。
パッケージには、検査キット一式、返信用封筒、登録カードなどが入っています。
採血
説明書にざっと目を通し、早速、採血にとりかかるとします。
検査キットを写真のようにセッティング。入念に手洗いした後、付属の消毒用コットンで採血する指先を消毒します。どの指でも構わないようですが、説明書通り、左手中指にしました。
出血には専用器具を使います。カチッという音が鳴るまで先端を指に押し当てると、小さな斑点ほどの血液がにじみ出てきます。
検査に必要な分量の血液を採取するのに、第二関節付近から指をもみ上げ、あずき大になるまで血液を絞り出します。途中で止血した場合は、予備の器具を使い、別の指で同じ作業を行います。
逆に言えば、それだけのことをしなければ血液が出てこないほど、指に空いた穴は小さいということ。なので痛みもほとんどありません。器具がカチッと鳴る衝撃に気を取られて気づかないレベルです。
吸引器を指に押し当て、絞り出した血液を採取します。もともとは白色だった先端が、全体的に赤く染まるぐらいの血液が必要になります。
採血後の吸引器をボトルに差し込み、お尻の部分(緑色)を押しこむことによって、血液が染みこんだチップが回収できる仕組みになっています。
あとはシリンダーを差し込み、キャップを閉めて完成。ここまでわずか10分。想像していたよりもあっけない。
作業はいたって簡単なものですが、説明書にはちょこちょこTipsが書かれているので、きちんと読んで手順通りに進めていきましょう。
結果
同梱の封筒で返送し、待つこと1週間。登録したアドレス宛に、[検査結果のお知らせ]が届きました。マイページにログインして、検査結果を見てみると、、
まさかのC判定!これには結構、うろたえますね。
でも診断内容をよくよく読めば、運動不足と食べ過ぎが原因だということが分かります。
そりゃあ1日中、家の中にいることなんて珍しくもなんともないですから。食事だって、量こそ10年前にくらべて減ったけれど、内容には特別に気を使っているわけではなかったので。
マイページでは、各項目に対する改善アドバイスを見ることができます。
僕の場合、運動はウォーキング(15分/回、週3回)とスクワット、食事は青魚(アジ、イワシ、サンマ、サバ、こはだ)と豆腐を意識して摂るようにしていこうと思います。
あとがき
体重自体は10年前とくらべて、むしろ減っていたので油断していましたが、体脂肪率は確かに上昇トレンドでした。これってつまり、筋肉の量が減ってしまったということなんですね。
何となくは分かっていたのですが、これだけはっきりと指摘されると目が覚める思いです。これは改善するしかありません!
『スマホdeドック』は、何度も受診することができます(有料)。検査データは蓄積され、過去のデータと比較し、改善しているかどうかが分かるようになっています。
また悪い結果であっても、それが一過性のものなのか、徐々に変化してきたものなのかといったことが把握できるので、定期的に検診することを推奨しているようですね。
健康診断から遠ざかっている自営業や主婦の皆様、『スマホdeドック』は本当に手軽な健康診断なので是非ともトライすることをオススメします。
追記
余談ですが、『スマホdeドック』の製造販売業者は「富士フィルム」でした。
カメラも合わせて、いつもお世話になっております。