10年ぐらい使っていたコーヒーサーバーを割ってしまい、新しくハリオのガラス製サーバーを買いました。と言っても、もう半年ぐらい前のことですが。
購入したのは「V60レンジサーバー600クリア」。
正直、コーヒーサーバーなんてどれも一緒かなー、なんて思っていましたが、使ってみると違いがあるもので。ジワジワ良さを実感。万一割れたとしても、これと同じの買う!と思える一品です。
というわけで、以下レビューしたいと思います。
ハリオのガラス製コーヒーサーバー「V60レンジサーバー」
良いところ
「V60レンジサーバー」はオール耐熱ガラス製。耐熱温度差は120℃。電子レンジや食洗機で使用できます。
一体化された取っ手部分も耐熱ガラスで作られています。造形的にもそうですが、光を透過した時がめちゃくちゃ綺麗です。
フタも耐熱ガラス製。シリコン製のパッキンは取り外せて洗うことができるので衛生的です。
フタを閉めるとこんな感じ。
シリコンパッキンなんで最初こそ窮屈で閉めにくいですが、ちょっとひねるようにして、むぎゅぅって感じで押し込めば、きっちり閉まります。
閉めた後は密閉性が高く、不意な液漏れがありません。かと言って、ガチガチに固定されてはいないので、回せば簡単に最適な向き(注ぎ口の反対側に空気孔)へと変更ができます。
もちろんフタをしたまま電子レンジで温め可能です。
ちなみにフタに設けられた凹みは、V60メタルドリッパーがぴったり収まります。
意識してメーカーを合わせたわけではありませんが、やっぱり同一ブランドは統一感がありますね。このまま棚に置くと、シルエットが様になります。
ここまで見た目のことばかり「良い!」と言っていますが、実は最も感動したのは「注ぎやすさ」なんです。
サーバーを傾けると、ほんの少し先がすぼまった注ぎ口からは、何の抵抗もなく、スゥーッと真下にコーヒーが落ちていきます。
ただただ重力に従って、狙ったところに一本の筋で結ばれるように。これがめちゃくちゃ気持ち良い!
水切れも良くて、ほとんど液だれしないのもGoodです。
残念なところ
ただし残念に思う点もあります。
「V60レンジサーバー」は360、600、800の3サイズで展開。数字は容量mlを表しています。
で、この容量の目盛ですが、かなりアバウト。
上の写真は、きちんと水400mlを測って入れたものです。400という表記の上まで水が満たされました。ちょうど2段目のモコモコのライン。
お次は、きっちり水500mlを測って入れてみた写真。今度は500の数字のど真ん中になりました。
数字が記された位置とも、モコモコとも関係なく。APPROX(約)の通り、かなり”おおよそ”なのは、少々使いにくさを感じます。
以前使っていたカリタのコーヒーサーバーには、ml目盛に加えて、コーヒーカップ用(約120cc)の杯数が併記されていたので便利でした。
でも、結局はアバウトなんで、やっぱり正確にドリップするとなると、デジタルスケールは必要ですね。
あとがき
とまぁ、見た目&注ぎ心地が抜群な「V60レンジサーバー」。
他にも良いサーバーはありそうだけど、ハリオのドリッパーやケトルをすでに持っているなら、これを選ぶのが妥当かな。日本製ですしね。