車中泊の旅。今回も三重県です。
利用させていただいたのは、道の駅「飯高(いいたか)駅」。
前回泊まったのも道の駅でしたが、
やっぱり安定しています。
治安良し、施設完備。なんてったって、他にも車中泊をしている方々がおられるんですから、安眠レベルが違います。
しかもこの飯高駅、施設内に天然温泉が併設という豪華スペックの道の駅。
早速レポートといきましょう。
道の駅「飯高駅」で車中泊
だだっ広い駐車場、地元感溢れる施設
奈良県へと通じる国道166号沿いにある道の駅「飯高駅」。一応、松阪市に入るようですが、山間なので、ぐるり見渡せる風景は、日本全国のそれと違いありません。
駐車場はかなりの広さ。普通車116台、大型車8台を収容することができます。
三重県下では最も古い道の駅だそうで、駐車スペースを示すラインが消えかかっているのは、そのあらわれなのかもしれません。
この日もポツポツと同士たちの姿が見えます。手前のキャンピングカーからは、かなりの気合いを感じます。
建物自体は2004年にリニューアルオープンがなされ、まだまだ綺麗そのもの。
夜間に利用可能な屋外トイレも広くて清潔です。
古民家風の屋内は、良い意味で雑多な雰囲気。
地元のマダム達が参加する絵画サークルでしょうか。即席のギャラリースペースには、かなりの腕前の絵が、見事な額縁にはめられて飾ってありました。
もう一方の壁には、有名人のサインが数多く飾られています。彦摩呂さんと内山くんのサインが横並びになっているのを見ると、ほっこりしますね。レストランへの期待が高まります。
「レストランいいたか」でジビエカレー堪能
高まった期待を胸に「レストランいいたか」へ。老舗の蕎麦屋のような、ウッディで落ち着いた設えが素敵です。
「松阪まで来たんだから、松阪牛っしょ」と思いきや、値段を見て即撤退。家族が一緒じゃないと、食にお金を使うのに罪悪感を感じてしまう小心者です。
第二希望の鹿肉を使った「もみじカレー」をチョイスしました。それでも1,000円オーバーなんですけどね。下調べ時点では890円と、HPに書いてあったのに。少し残念。
と思いきや、ボリューム満点で、ちょっぴり落ち込んだ気持ちも回復。ベースは欧風カレーで、後味が少しスパイシー。鹿肉もホロロと柔らかくて美味しい!結果的に大満足でした。
翌日の朝食のために、店長が考案したという「どいなか寿司」を購入。こんにゃくで包んだいなり寿司という他所では見かけない一品。B級感がたまりません。
「香肌峡温泉いいたかの湯」で入浴プラス森林浴
お腹を満たした後は温泉へ。
レストランのすぐ横の入口から、休憩所のある通路を抜けて向かいます。徒歩10秒、屋根あり。この日は大雨だったので、この利便性の高さには助かりました。
シャンプー、リンス、ボディソープ完備。フェイスタオルであれば無料で貸していただけます。なので着た服の汗臭さを気にしなければ、手ぶらでの利用が可能です。
お湯自体は、特に際立った特徴のあるものではなく、普通の良い泉質です。
特筆すべきは、環境の良さ。山間の景色とナチュラルに漂う森林の匂いが、実に爽快な気分にさせてくれます。
加えて、櫛田川のせせらぎや鳥の鳴き声がヒーリング効果を増大させています。入浴と森林浴が一度に味わえる気持ちの良い温泉でした。
飯高駅名物「どいなか寿司」は、ド直球のB級グルメ
次の日の朝、楽しみにしていた「どいなか寿司」を頂きました。飯高駅名物と銘打つ横には、2010年10月7日発売の文字が。そろそろパッケージはリニューアルした方が良いようです。
けれども味付けはリニューアル不要。よく味の染みたこんにゃくは、もっちり酢飯と相性良し。いなり寿司とは、また違った食べ物に仕上がっています。お米がとっても美味しいですね。
あとがき
温泉施設が併設されているのは、やっぱりポイント高いですね。通例なら入浴後は運転が控えているので、長湯はセーブ、飲酒も禁物のところ、全開でリラックスできます。
欲を言えば、もう少し遅くまで営業していただければ(受付20時まで、20時50分閉館)。でも、貸切状態だったこの日の需要からすると、難しいのかもしれません。
早寝早起きの車中泊民には最適。眺望もさることながら、気分も圧倒的に開放的になれる道の駅です。
道の駅「飯高駅」
住所 | 〒515-1502 三重県松阪市飯高町宮前177 |
休館日 | 水曜 |
トイレ | 24時間使用可 |