お正月に家族と遊んで盛り上がったテーブルゲーム。今回は「バウンス・オフ!」。
すでに取り上げた「ナインタイル」や「スピードカップ」は、手と頭をフル回転させて、スピードを競うゲームでした。
一方、「バウンス・オフ!」では身体的なテクニックが要求されます。ジャンル的には、ダーツやビリヤードと同じです。
といっても、ルールが簡単なことに加え、時間をかけてもOKなタイプのゲームなので、保育園ぐらいの小さな子と一緒に遊んでも、同じ土俵で楽しむことができます。
というわけで、以下にてご紹介。
バウンス・オフ!|マテル
パッケージ
縦横約26cm角、厚さ5cmに満たない薄い箱は中身が見え、瞬時に遊び方が理解できるデザインが施されています。
「ピン、ポン、バウンド!」というフレーズからは、ピンポン玉を2回跳ねさせる場面を想像します。けれども実際は1回でもOK。おそらく”ノリ”を優先したのでしょう。色使いやフォントなど、全体的にポップな空気が醸し出されています。
裏面の挿絵には、少年が大人に向かって「BRING IT !(かかってこい)」と挑発する様子が描かれています。
1.どっちでもいいけれど決着したい!そんなときはバウンス・オフ!で勝負!
やはり、”ノリ”の良さを感じます。
内容物
箱の中身は以下の通り。
- ボール×16個
- ボールホルダー×4個
- トレー×1個
- カード×9枚
- 説明書
ボールはプラスチック製の、いわゆるピンポン玉。外箱同様、ポップな色合いの水色と黄色に配色されています。
同じく、カードも色分けされています。黄色のカードは初心者用、水色のカードは上級者用という設定。わかりやすい気もしますが、別に色分けしていなくても良いような気もします。またしても、”ノリ”ですね。
遊び方・ルール
すでに少しお話した通り、遊び方は「ボールをバウンドさせてトレーに入れる」ことが基本となります。ノーバウンドはNG。めくったカードに描かれたカタチになるよう、ボールを並べることを目標とします。
順番に投げ、先にカタチを作れたらゲーム終了。手持ちのボールを使い切ったあとは、盤上の不要だと思われるボールを使ってチャレンジし続けます。
やることは単純ですが、なかなか思い通りにいきません。うちの床が無垢材で平滑じゃないことを差し引いても、ボールをコントロールするのは難しい!
相手の邪魔になるよう、盤上からどのボールを取り出すかは戦略が必要になります。
運が味方することもあれば、敵になることもあり。狙い通りにバシッと決まったときは快感!まさにクセになります。
ようやく完成。かかった時間は約20分。延々と同じ作業を繰り返すわけですが、小学1年生の息子でも投げやりになることはありませんでした。ポップな色彩とは裏腹に、地味ですが最後まで夢中になって遊べます。
色々な遊び方
複数人で遊ぶときは、
- 最後の一手を決めた人が勝ち
- 2人づつの対戦式
などにすれば盛り上がります。
他にも、
- 目をつぶって投げる
- 利き手の反対の手で投げる
- バウンド数を指定
- カード毎に点数を設定
するなど、プレイヤーの力量に沿ってルールを変更すれば、どんな人でもワイワイ楽しくプレイすることができます。
あとがき
自分以外のプレイヤーが決めても歓声が上がります。ラッキー成分100%のミラクルショットが飛び出した時なんか大盛り上がり!不思議と負けても後腐れがないのが、このゲームの魅力だったりします。
商品説明には「対象年齢7歳〜」とされていますが、戦略を抜きにすれば、もっと未就学児でも十分楽しむことができるのではと思います。
余談ですが、このマテルというメーカー、あの超有名カードゲーム「UNO(ウノ)」を取り扱うメーカーでもあります。
「Blokus(ブロックス)」も有名ですね。