「伝統工芸を学ぶ旅」も3日目。最終日です。
お世話になったのは、東温市にある「菓子処 ハタダお菓子館」。栗タルトの手巻き体験に行ってきました。
栗タルト作りを”伝統工芸”と呼ぶのもどうか?という気はしますが、歴史あるお菓子には違いないので、ギリギリセーフということで。
それではレポートといきましょう!
菓子処 ハタダお菓子館
畑田菓子本舗のお店は数多くあれど、栗タルトの手巻き体験ができるのは、ここ「ハタダお菓子館」だけ。しかも最大の店舗面積を誇る、フラグシップ店です。駐車場含め、めちゃくちゃ広い!
店内に入ると、対面式のショーケースに並ぶたくさんの商品に目がいきます。自社のお菓子以外にも、地元の特産品を販売しているなど、お土産には困りません。
栗タルトの被り物まで手作り感が溢れているのは、きっと狙ってのことなのでしょう。
販売スペースの奥には、栗タルトの製造が見学できる工場が併設されています。体験前にプロの技を拝見することができるようになっています。こりゃ勉強になる。
手巻き体験は、店内にある和菓子喫茶の一角で行います。タルト生地、餡、ナイロン手袋まで用意していただける至れり尽せりモード。レッツ・ロール!
作業自体は、とってもシンプル。タルト生地に栗餡を満遍なく広げ、下に敷かれたペーパーを使って巻くだけ。
けれども、これがなかなか思うようにいきません。いつものことながら。
ペースト状とはいえ水分量の少ない栗餡を、ふわふわのタルト生地の上に均等に伸ばすのは、やはり相応の技術が必要です。
手早くしないと、栗餡が乾燥してしまい、食感や風味が落ちてしまいます。
巻き上げ端に少し余裕を持たせながら栗餡を広げられたら、いよいよローリングタイムです。
始めはキュキュッと強めに芯を作るイメージで、後はふんわり優しく巻いていきます。ここでも同じ、均等を意識して。
なかなか綺麗に巻けました。パチパチ!
完成した栗タルトは、フィルムで包み、名入れした専用の箱に入れて、お土産として持って帰ることができます。
30分も満たない時間かつ単純な作業ですが、満足度は高いです。
あとがき
ハタダお菓子館は、名水・石鎚山の伏流水が無料で飲めたり、コーヒーや紅茶も同じく無料で頂けたり、試食がわんさかあったりと、観光目的で行っても楽しめるので、かなりオススメ。
手巻き体験は予約が必要ですが、混んでなければ、当日飛び込みで参加することもできるようです。この日も、そういったグループが2組ほどおられました。
ところで愛媛のタルトといえば、一六本舗の「一六タルト」の方が有名なんじゃないでしょうか。お土産として頂くことが結構あるので。
実のところ、僕はあの柚子の香りが苦手です。あんこや柚子自体は全然オッケーなのですが、組み合わせに疑問を感じてしまうんです。
けれども、畑田本舗の栗タルトは美味しい。同じように柚子の香りはしますが、絶妙なバランスで、変に栗餡の邪魔をしていません。実際、一本丸々食べちゃいました。
一六タルトが苦手だなぁ、という人にこそ、是非食べてみてもらいたいです。
菓子処 ハタダお菓子館
住所 | 〒791-0213 愛媛県東温市牛渕1008−1 |
営業時間 | 8:00〜18:00(タルト手巻き体験は、10:00〜16:00) |
連絡先 | 089-964-5000(タルトの手巻き体験予約含) |