【格安SIMにMNP】Nexus5x(SIMフリー)レビュー|iPhone5sと比較して、良い点、悪い点。

Nexus5x
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初めてのAndroid端末、Nexus5xを使い出して2週間がたちました。ようやく操作に慣れてきたので、前機種iPhone5sと比較して、良い点、悪い点をまとめてみたいと思います。

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Nexus5xの良い点

LEDライトが電球色

いきなりニッチな話題で恐縮ですが、僕にとってはかなりツボだったので、1番に持ってきました。

携帯電話を懐中電灯代わりに使う場面って、実は結構多くないですか?

iPhoneではiOS7から、コントロールセンターで簡単にLEDライトが起動できるようになりました。暗い場所での探しもの、街灯が途切れた深夜の帰り路など、単体の懐中電灯なんて用意していない、ふとした瞬間に威力を発揮します。まるで十徳ナイフのように。

iPhone5sのLEDライトは寒色

Nexus5xのLEDライトは暖色

そんなLEDライトですが、iPhone5sでは青っぽい白色の光を放ちます。いわゆる”LEDの色”で、明るさはありますが、無機質で人工的な色に感じます。

けれどもNexus5xでは、ずいぶんとオレンジ寄りの光で、温かみを感じる色です。”電球色”ということになるのでしょうか。僕はこちらの色の方が好みです。しかも結構な明るさで、照らす範囲も広いように思います。

特に、キャンプとの相性が良さそう

焚き火やマントル式ランタンの色は暖色なので、雰囲気を壊さないために、LED照明の色も暖色で合わせる方が良い。青白い光では、一気に電気感が出てしまい、ムーディな夜を演出することは難しくなります。

マットな質感。ポリカーボネート筐体は軽くて強い。

Nexus5xには、ポリカーボネートという素材が使われています。飛行機や鉄道の窓に使われるぐらい、”強度”と”軽さ”に優れた特徴を持っています。

iPhone5cのボディに使われていたり、MacBookにも使われていた時代がありました。

一般的には、金属製ボディの方が、”高級感がある”ということで高評価なようですが、僕はポリカ製のNexus5xを”安っぽい”というようには感じていません。

Nexus5xのマットな質感には、無印良品やプラスマイナスゼロの製品にも通じる、”親しみやすさ”と”上品さ”を感じます。

iPhone5sよりも画面サイズは大きいけれど、その質感のおかげで、持ち心地は良いように思います。金属を持ったときの、あのヒヤリとした”冷たさ”がないからなのかもしれません。あと軽さも一役かっています。

メッキ塗装など、下手に金属に寄せるよりは、正真正銘ポリカボネートの方が偽物感がなく、上質ですよ。

充電(USB Type-C接続)が速い!指紋認証が速い!

これは他の多くのレビュアーの方も言っていることですが、元iPhone5s使用者の立場からも繰り返しお伝えするぐらい、充電&指紋認証が速いです。

充電時間が短いと、ライフスタイルが変わる。

充電に関しては、大体1時間ぐらいあれば、100%に達します。これだけ充電時間が短いと、ライフスタイルにちょっとした革命が起こったかのようです。

公式ページでは、”10分間の充電で約4時間使用可能”とアナウンスされています。

万一、外出先で電池がなくなっても、スタバなどでコーヒーを1杯飲んでいる間に、再びNexus5xは元気を取り戻します。

あるいは就寝している間に充電をし忘れ、朝起きた時には数パーセントしか電池がない、なんて事態も問題ありません。朝の準備をしている間に、午前中使う分くらいのパワーは蓄えられます。

もうモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要はなくなってしまうのかもしれません。

ロック解除は、無意識のなかで

iPhone5sの指紋認証にストレスを感じていたわけではないのですが、Nexus5xのそれを体験してしまうと、初期レベルのクオリティだったのだと思い知ります。

iPhone5sは、センサーがホームボタンと一体になっており、起動するには”押し込む”という一手間が必要でした。

Nexus5xでは、センサーに触れるだけでいいので、起動までに人間側が行う動作は、実質ゼロ。自然と人差し指がおさまる位置にセンサーがあるので、手にとってから画面を見るまで、ロックを解除しているという意識はあまりありません。

まぁでもこのセンサーの位置は賛否あるようで、僕のこの感想は、

  • スマホをポケットから取り出す場合
  • 画面を下にして置いている場合

に限ります。

画面が上を向いている場合は、iPhone5sのように表面にセンサーがある方が使いやすいかな。Xperia Z5のように、”センサーの位置は側面”、というのがベストポジションなのかもしれませんね。

VoLTE対応で相手の声がクリアに聞こえる

「VoLTE」とは、Voice over LTEの略で、超高速通信サービス(LTE)による音声通話サービスです。
従来の音声通話より高音質な通話(HD Voice)が可能です。
従来の音声ではカットされていた高音域の音声成分を含むため、音がこもらずクリアで聞き取りやすい通話を実現します。(Softbank公式HPより)

これまで使っていたiPhone5sは、VoLTE非対応でした。だからといって別に通話に問題を感じたことなんてなかったんですけど。

それでもVoLTE対応であるNexus5xの通話品質を味わうと、「うんうん、良いものだ」と素直に思います。

相手の声がとてもクリアで、近くにいるように聞こえる。音の解像度が上がっているんでしょうね。アナログ放送からデジタル放送に変わったときのように、薄皮一枚剥いだような透明感のある音質です。

着信音が人とかぶらない。結構いいメロディ入っています。

iPhone5sを使っていたときに直面した”困った事態ベスト1”が、『他人の着信音に反応する』でした。

僕と同じく、デフォルト設定のままにしている方って、世の中には一定の割合でいるようで、本屋で立ち読みしている時なんかに、聞き慣れた着信音がすることがよくあります。

「しまった!マナーモードにするのを忘れてた」と、急いで電話を確認、けれども着信表示はない。隣にいたサラリーマンが、電話と口に手を添えながら、そそくさとその場を離れていく場面に、これまで度々出くわしてきました。あれけっこうドキドキするんです。

Nexus5xを使い始めて2週間なので、語るにはまだ早い気はしますが、今後はこのような場面が少なくなるんじゃないかと期待しています。

しかも標準で、結構かわいいメロディが用意されています。僕は着信音に、”Triton”を設定しました。希少性もあいまって、愛着がわきはじめてきている自分がいます。

余分なアプリが入っていない

Nexus5x SIMフリー版は、Googleブランドということで、キャリアやメーカーが作る独自のアプリは一切インストールされていません。いわば素のままのAndroid端末です。

よくよく考えてみれば、僕はiPhone5sを使っていたときから、あまりアプリは入れていませんでした。たいていの場合、Apple標準のアプリを使うデフォルト派です。

別途インストールしたものといえば、

  • LINE
  • Dropbox
  • Evernote
  • NIKE Running
  • SmartNews
  • radiko
  • ショップのクーポンやポイントカード的なもの

といったぐらい。

けれども、GoogleMapsやChromeなど、Google製のアプリは、その先進性と便利さを理由に、Apple標準アプリに置き換えて使ってききました。薄々感じていましたが、iPhoneを使い続ける理由ってあまりない。

「だったら、ハードもOSもアプリも、Googleに一本化する方が、スッキリしていいんじゃない??」

というのが、Andorid移行を含め、ガジェット断捨離を進めた僕の結論。

余計なアプリが入っていないと、動作も気持ちも軽快になります。

OSアップデートやセキュリティパッチが最速で受けられる

僕がNexus5xを購入したのは、3月に入ってからなのですが、すでに一度、ソフトウェアのアップデートが行われています。セキュリティ関係だったと思うのですが、こうした対応の早さにも、Googleブランドならではの安心を感じることができます。

Nexus以外のAndroid端末では、余計なアプリばかりか、ユーザーインターフェースに手を加えている場合があり、対応の遅れがどうしても発生します。これがセキュリティに関わるものなら、いい気分ではいられませんよね。

iPhone5sを使っていた時は、OSのアップデート当たりまえのことだと思っていました。だからNexus5xの方が優れている、ということではありませんが、”良い点”としてあげておきました。

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Nexus5xのここがダメ

本体スピーカーの音が悪い。

iPhone5sに比べ、本体スピーカーの音が悪いように思います。

全体的に音割れ気味で、ジャミジャミした耳障りな音質傾向です。モノラルスピーカーという点は同じなので、スピーカーの位置、本体素材の違いなどが影響しているのかなぁ。比較してみれば、iPhone5sの音は低音域から高音域まで破綻することなく、コンパクトにまとまった音質のように感じます

とは言っても、両者ともオマケ的なものなので、口を尖らせて批判するつもりはありません。別途スピーカーに繋げばいいのですから。iPhone5sでもそうしてきました。でもそのスピーカーがなく、けれども簡易的に鳴らしたい場面も、少なからずあるわけで。そんな時に、少しだけiPhone5sが懐かしく感じます。

マナーモード用のボタンは独立している方が使いやすい。

Nexus5sには、というかAndroid端末全般的なことなのかな、マナーモード用の物理スイッチがありません

ではNexus5sで、マナーモードにするときはどうするのか?

音量ボタン小を長押しし、最小=消音の状態にすることで可能になります。

ただしこの作業、ロックされた真っ黒の画面では行えない。一度、電源ボタンを押すか、指紋認証などでロックを解除した状態、つまり音量ボタンが操作できる状態でなければ、マナーモードをON/OFFできないような仕様になっているのです。

マナーモードを設定するのに、一手間かけなければいけないのは使いにくいですよ。

とっさにONにしたい場面ってありますから。満員電車の中や、面と向かって大事な話をしているときなど。設定忘れに気付いて、こっそりポケットの中に手を突っ込みんで、マナーモードをONにしたいです。

iPhone5sには、左サイドに専用のスライドスイッチがありました。これなら見ずとも、ON/OFFが可能。しかもマナーモードにすればオレンジの表示に切り替わるので、ONになっていることが確実に確認できます。

マナーモードは専用物理スイッチの方が絶対に使いやすいと思います。

寄れないカメラ

公式な情報ではありませんが、センサーサイズはNexus5xの方が大きい。

CMOSサイズ(非公式)
Nexus5x 1/2.3インチ
iPhone5s 1/3インチ

その差が影響しているのか、Nexus5xはiPhone5sよりも”寄って”撮影することができない。その差、1センチほど。たったそれだけの差?と思われるかもしれませんが、僕にとっては結構痛手。

仕事上、手だけしか入らない場所にスマホを突っ込み、ノールックで撮影することって結構あるんです。機材の品番を確認したり、天井裏の配線状況を調べたり。

その際、薄いスマホってとても心強い味方なんですが、寄れないとピンぼけになってしまう。iPhone5sでも苦労することがあったので、それよりも寄れないとなると、少々しんどいかな。

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まとめ

良いところ、悪いところ、いろいろ書きましたが、総合的にはとても気に入っています。

  • 動作が軽快
  • 画面が見やすい
  • カメラ性能が高い

などなど。基本性能はスペックが語るとおり、iPhone5sよりも劣るところはほぼありません。マシンパワーを必要とするアプリを使っていないこともあって、ストレスゼロです。5年間は問題なく、やり過ごせそうです。

さきほど少し触れましたが、もしも無印良品がスマホを作ると、Nexus5系をベースにするんじゃないかなぁ。

・「これがいい」ではなく「これでいい」という理性的な満足感。
・「基本」と「普遍」を示し続けたい。

(無印良品公式HPより)

外観的にも、機能的にも、とてもシンプルで無駄のないスマホです。iPhoneから移行される方に、選択肢の1つとして自信をもってオススメできます。

EXPANSYSで安く購入

円高の今なら、海外のショップから購入するのが最も安くで手に入れることができます。

僕は、EXPANSYSで購入しました。16GBモデルのカーボン色が関税込で33,000円ほど。Googleストア(3/31現在46,250円)と比べて、1万円以上も安い。

品番はLG-H791なので、Googleストアで販売されているものと同じです。ただしEXPANSYSでは香港バージョン(LG-H798)というのも、平行して販売されているのでご注意ください。あちらのモデルは、日本の「技適」に通っているか不明です。